
タイ国鉄にはブルートレインやキハ183系など、近年日本から多数の譲渡車両が活躍していると聞いたので、タイの旅行のついでにファランボーン駅に行ってみました(奥方から見ればついでですが、私にとってはある意味メインかも(^O^)

ヨーロッパでよく見る終端駅の作りですが、正面の入り口は閉鎖されていました。

長距離の普通列車は殆どが客車のようです。機回し線が見当たらないので、バックの推進で入線してくるのか?

アユタヤ方面から普通列車が到着
ローカル線用の川崎重工製NKF型気動車です

タイ国鉄気動車はほぼ液体式なのに、DLは殆どが電気式のようです。これは1980年のドイツ製。

昨年、この駅は新しく出来た「クルンテープ・アピワット中央ターミナル駅」に機能が移るという予定で、サヨナライベントが行われた際の展示車両がそのまま残っているようです。ところが肝心の機能移転は何故かごく一部のようで、主要な長距離列車は相変わらず当駅を発着しています。


キハ183がいました。ピカピカです。車両限界の関係で運手席上のヘッドライトは撤去され、代わりにタイフォンカバーの上あたりに出目金のようなヘッドライトが付けられていたのですが、何故かそれも撤去され埋め込み式に変更されています。でもこの方がずっとスマート。

タイ国鉄とJR北海道の両方の名前が入っているのは、日本に対するタイのリスペクトの表れなのか

わざわざ新しい方向幕を用意して特急オホーツやら、日本語でマッカサン工場とか、何故に?





コメント
5月27日にバンコクのファランボーン駅を訪れました。
お目当てはキハ183。状態は非常に良さそうです。タイではイベント列車用として週末を中心に走っているという事ですが、通常運賃の数倍以上の値段にもかかわらず、なかなかチケットがなかなか手に入らないそうです。
きれいに保守されていて、タイ国鉄の本気度がうかがえます。
もうひとつ、JR西日本から譲渡された24系客車による「ひまわり列車」。11月中旬から1月上旬の期間限定で、土・日・祝日のみ運行している特別列車との事。
こちらも結構な人気みたいです。
やはり車両はピカピカでした。
いろんな意味で・・・「いいなあ~」
キハ183形や24系客車が、ピカピカとのこと、大事に使われていろことが分かりますね。日本にいる時より幸せかもしれませんね。今後の活躍を願っています。
お隣の国ミャンマーにもJR西日本のキハなど結構な数の譲渡車両が存在するはずですが、最近の政情不安のため情報が殆ど入って来ないようです。
ただその前から保守がうまくされていないのか、稼働状態にない車両が多数留置されていたり、錆びの目立つボディでこれまた保守の悪そうな軌道をノロノロと走っている様などが見られていたので、タイ国鉄の真剣な姿勢には日本人にはとても嬉しいものがあります。