バンコクのファランポーン駅に行ってみました

JR北海道から譲渡されたタイ国鉄のKIHA183 その他
JR北海道から譲渡されたタイ国鉄のKIHA183
バンコク ファランボーン駅正面

タイ国鉄にはブルートレインやキハ183系など、近年日本から多数の譲渡車両が活躍していると聞いたので、タイの旅行のついでにファランボーン駅に行ってみました(奥方から見ればついでですが、私にとってはある意味メインかも(^O^)


ファランボーン駅内部のドーム
ファランボーン駅内部のドーム

ヨーロッパでよく見る終端駅の作りですが、正面の入り口は閉鎖されていました。


普通列車用客車が並ぶ
普通列車用客車が並ぶ

長距離の普通列車は殆どが客車のようです。機回し線が見当たらないので、バックの推進で入線してくるのか?


アユタヤ方面から普通列車が到着

ローカル線用の川崎重工製NKF型気動車です


タイ国鉄AHK型電気式ディーゼル機関車4200型
タイ国鉄AHK型電気式ディーゼル機関車4200型

タイ国鉄気動車はほぼ液体式なのに、DLは殆どが電気式のようです。これは1980年のドイツ製。


Brush Electric社製0-C-0式蒸気機関車(1910年)
Brush Electric社製0-C-0式蒸気機関車(1910年)

昨年、この駅は新しく出来た「クルンテープ・アピワット中央ターミナル」に機能が移るという予定で、サヨナライベントが行われた際の展示車両がそのまま残っているようです。ところが肝心の機能移転は何故かごく一部のようで、主要な長距離列車は相変わらず当駅を発着しています。


ボールドウィン製4-6-2(2C1)の蒸気機関車
1920年代ボールドウィン製4-6-2(2C1)の蒸気機関車

JR北海道から譲渡されたタイ国鉄のKIHA183
JR北海道から譲渡されたタイ国鉄のKIHA183

キハ183がいました。ピカピカです。車両限界の関係で運手席上のヘッドライトは撤去され、代わりにタイフォンカバーの上あたりに出目金のようなヘッドライトが付けられていたのですが、何故かそれも撤去され埋め込み式に変更されています。でもこの方がずっとスマート。


運転台下の側面の表記
運転台下の側面の表記

タイ国鉄とJR北海道の両方の名前が入っているのは、日本に対するタイのリスペクトの表れなのか


新しい方向幕は特急オホーツ
方向幕は日本語表記

わざわざ新しい方向幕を用意して特急オホーツやら、日本語でマッカサン工場とか、何故に?


妻部の表記は日本語
塗装はオリジナルと同じように塗りなおしているが、妻部の表記までわざわざ書き直している

タイ国鉄「ひまわり列車」として使用されている元JR西日本24系客車
タイ国鉄「ひまわり列車」として使用されている元JR西日本24系客車

タイ国鉄「ひまわり列車」に使用されている元JR西日本24系客車
タイ国鉄「ひまわり列車」として使用されている元JR西日本24系客車ピカピカです。

タイ国鉄「ひまわり列車」として使用されている元JR西日本24系客車
窓まわりや窓下、裾に金色のラインが入って、日本の現役時より豪華に見える

タイ国鉄の「ひまわり列車」展望デッキ
何と一両は展望デッキ付に改装されている

    コメント

    1. 5月27日にバンコクのファランボーン駅を訪れました。
      お目当てはキハ183。状態は非常に良さそうです。タイではイベント列車用として週末を中心に走っているという事ですが、通常運賃の数倍以上の値段にもかかわらず、なかなかチケットがなかなか手に入らないそうです。
      きれいに保守されていて、タイ国鉄の本気度がうかがえます。
      もうひとつ、JR西日本から譲渡された24系客車による「ひまわり列車」。11月中旬から1月上旬の期間限定で、土・日・祝日のみ運行している特別列車との事。
      こちらも結構な人気みたいです。
      やはり車両はピカピカでした。

    2.  いろんな意味で・・・「いいなあ~」
       キハ183形や24系客車が、ピカピカとのこと、大事に使われていろことが分かりますね。日本にいる時より幸せかもしれませんね。今後の活躍を願っています。

      • お隣の国ミャンマーにもJR西日本のキハなど結構な数の譲渡車両が存在するはずですが、最近の政情不安のため情報が殆ど入って来ないようです。
        ただその前から保守がうまくされていないのか、稼働状態にない車両が多数留置されていたり、錆びの目立つボディでこれまた保守の悪そうな軌道をノロノロと走っている様などが見られていたので、タイ国鉄の真剣な姿勢には日本人にはとても嬉しいものがあります。